飛行機には乗れない。
ごきげんよう、ポケモントレーナーサトシです。
江戸へ参上奉った経験がない私は迷いに迷いました。
「うーん、飛行機は高いし新幹線は新鮮味がない」
そう、東京へ行く”足”を確保しなくては東京へはいけません.
想いは届く願いは叶うとかいう無責任な夢想人や自称成功者たちが世の中には溢れているますが、あれは嘘です。いくら願っても私の家の前に高級リムジンが颯爽と現れ、江戸まで連れて行ってくれるなんて100%絶対にジッちゃんの名に懸けて未来永劫起こり得ません。たぶんきっと。
昔々の話です。実は一度だけ飛行機に乗って10時間くらいフライトしたことがありまして
私は飛行機に乗ってすぐに寝たものですから、目を覚ました瞬間、眼前に飛び込んで来た光景は全くの白人の国だったわけなんですね。
それは当時幼いキュートベイビーだった私にとって一瞬の出来事でした。
飛行機はすごいという記憶と共に私の脳裏には
「なーんか”来た”感がない」
そんな印象が植え付けられた事件でもありました。
新幹線や飛行機を使うとどうしてもこの”来た”感、を得ることができない。辛くても足を前へ前へと涙を流しながら進めた数だけアスファルトに咲く花のように強くなれる。きっとそうだ。
ほら、見てごらん花が君に微笑みかけているよ。
嘘だよ。
文明は人間の生活を豊かにした反面、充実感を少しないがしろにし過ぎてきた部分があるのかもしれません。
確かに徒歩はしんどいし時間がかかる。
だけど夏休みは2カ月あるんだから、ゆっくり時間をかけて歩いてみたらいいんじゃない?今しかできないことって、そういうことでしょ?今やらないでいつやるの?
…いつでしょ(><)?(自粛)
その考えに辿りつくのに時間はかかりませんでした。
たっぷりある時間を有効に使おう、今しかできないことをしてみよう!
単細胞と思われるかもしれませんが、これはこれでやってみたら案外楽しかったりするのかもしれません。幼いころ
と思ったあの日から消えることのないモヤモヤを綺麗に捨て去るいい機会にしてみせようではないか。
ワイはナニワの誇りに懸けて徒歩で東京まで行ったるさかいなー!
西の空に浮かぶ夕日に向かって私は叫んだのだった。
EDBGM「あーなりたいなーポケモンなんとかにー、ふふふふん、ふふふふん、絶対なってーやるー」
続く(オーキド博士風)。