田舎でルアーモジュールを使うとこうなる
このゲームって残念ながら田舎者には不遇だよね。
1kmとか歩いてもポッポとキャタピーしか出て来ない。それも数体。ポケストップがそもそもないのにルアーモジュール付きのポケストップなんて贅沢言えませんよ。東京の鶴舞公園にギャラドスが出た?ハア?こっちはおこうを焚いてもコンパンしか出てきませんよっと。
なんて思いながらポケGO配信日の夜中に歩いている時、ふとマップを見ると、なにやらポケストップが桜吹雪をまとっているではありませんか!
ド田舎で1度だけルアーモジュールを発見した時は奇跡かと思った。 #ポケモンGO pic.twitter.com/YPTeTVxIvH
— ポケモンGOで東京までGO! (@pokemon_gotokyo) July 23, 2016
ムム、私も便乗させてもらおうグヘヘ。ポケGOをやっている大半の人間は(つまりこの記事を読んでいる君も)便乗大好き人間だ。なんでポケモンGOやってるの?と聞かれて君は何と答えるだろう。きっと君は「みんながやってるから」と答えるに違いない。
なんたって私が大阪から東京までポケモンGOをしながら歩くと決意したこともぶっちゃけ言えば、便乗だ。
ということで私はルアーモジュールの元へと「ルンルン」とその文言通り口ずさみながらスキップで駆け付けた。
すると・・・
パツキンのキンヤー見た目年齢30手前がルアーモジュールを使ってたむろしていたのである。突然の奇襲。こういうところも田舎らしい。
どうやら自分の使ったルアーモジュールに集るハエ(私を含むガキ共)を追い払うのに必死になっているようで、「なんかめっちゃ寄って来てるんですけどー」「こっちくんなやバーカ」「自分で買え!」等と、散々な発言をしながらバイクをブンブン鳴らして威嚇している。
桜色のエフェクトに胸ときめかせて駆け寄った先にこんなパツキンヤンキーが待ち伏せしているとは誰が思おうか、いや、思わない。地元の高校生や大学生は一目散に逃げていった。だけどね、この人たちの言っていることは正論なんだ。だって普通にゲームしてただけで周りに人が集ってくるんだもの。確かに気悪いよね。そういうゲームなんだけどね。
あわわ、パツキンに絡まれるぅぅぅ・・・
私も逃げようとした。だって現実の僕はネット上の俺様と違ってとってもひ弱なか弱い小動物なんですもの。
と、その時、手に持っていたスマホが震えた。
ん?と思って画面を見ると、
む、ムホッ!ストライク様ではありませぬか!!
ストライクゲットだぜ#ポケモンGO pic.twitter.com/3mpU7z5Arj
— ポケモンGOで東京までGO! (@pokemon_gotokyo) July 22, 2016
これに味を占めた私はどうにか彼らに見つからずにこのルアーモジュールの恩恵を賜りたい、そちらの方向にシフトチェエンジしてその場にこっそり身を潜めた。
密漁である。
このモジュールは隣同士で2つあった。だから(?)その場にじっとしていてもたぶんGPSのズレが歩いていると認識して、小さい移動でも自然とポケモンが沸いてきた。奇跡だと思った。もしかしたらルアーモジュールの周りは歩く必要ないって可能性もあるかも。チャラチャラのシブヤーに行ったことがないからその辺は知らん。
しばらくポケモンを捕獲しまくっていると、ラッタが現れた。当然捕まえた。
そしたら前方から「あーもう、全然ラッタ入んねぇ!!!!」の怒声。ヤンチー君である。そうか君のポケGOにもラッタが現れたのか。かなり憤慨奉っておられるご様子で。
うわぁ、大変だー、ヤンチーがキレたー
コバンザメの私がラッタをゲットして、本人のヤンキー君が捕まえられないなんて・・・ごめんねヤンキー君。こんな不条理許されるわけないよね。僕のラッタを君にあげる・・・危ない危ない、私は密漁している身だった。
バイクをガンガン叩いてイライラアピールをするヤンキー君。
存在がバレないようクスクス笑いをこらえながら密漁を続けるサトシ君。
都会でポケモントレーナーをやっている君にはどうせこの状況が分かりっこないだろう。どうせ街中花びら待ってんだろ。どうせ格差社会だよ、全く。
ポケGOをしているだけで「君は田舎者なんだぞー??」と言われているような気がしてしまうのは私だけだろうか。
東京に着いたら鶴舞公園だか代々木公園だかで地方出身者の俺様が乱獲してやる。
首を据えて待っときな。
続く(オーキド博士風)。